こんにちは、AKです。
いきなりですが、「アカ凸」って知っていますか・・・?
「アカ凸」は、公認会計士予備校の1つです。
本日は、その「アカ凸」について書いていきたいと思います。
アカ凸をご存じの方も、初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思いますが、誰にでも分かるように書いていきたいと思います!
・アカ凸って何者か?
・アカ凸は他の予備校と何が違うのか?
・アカ凸は実際アリなのか、ナシなのか?
このあたりを、メリット・デメリット含め、率直に書いていきます!!
※本記事はあくまでも私個人の意見です。
また、私はアカ凸講師の松本先生が運営するシェアハウスに入居しておりました。(詳細はこちら)
その分、アカ凸事情には詳しいですが、ポジショントークになってしまう可能性もあります。
ポジショントークしないように心がけますが、そのあたりをご了承いただける方のみお読みください。
アカ凸ってなに?
アカ凸は、元LECの看板講師である松本翔先生が独立して作られた公認会計士試験向けの予備校です。
講師は松本先生たった1人で、松本先生が公認会計士試験の全科目を受け持っています。
講義はすべてオンラインで実施され、対面での講義は一切ありません。(今後、特別講義みたいな形で行われる可能性はあると思います)
教材も基本的には電子データで配布され、iPad等を使った受講を前提としています。(別途、紙ベースのテキストを追加注文することは可能です)
以下で、アカ凸の特徴(他予備校との違い)について説明していきます!
アカ凸のメリット(他予備校との大きな違い)
具体的な特徴については、アカ凸HPで細かく説明されているので、気になる方は見てみてください。
ここでは、私が大きいメリットだと思う点を3つピックアップしていきます!
1. 松本先生がすべての科目を担当
このメリットは、「講義内容の均質化」と「過度な負担の排除」だと思います。
講義は、当たり前ですが、講師の質が一番重要な部分になります。
分かりにくい講師や合わないと感じる講師の講義を受けると、どうしてもその科目に苦手意識をもってしまいます。
逆に、講師が良いと、なぜかその科目が好きになることがあると思います。そのくらい講師って重要です。
松本先生が自分に合うかどうかはご自身で判断していただきたいですが、少なくとも、
「あの科目はいいけど、この科目の講師は微妙だな~」ということがなくなります。
過度な負担の排除は、どういうことかというと、「無駄なことをしなくてよくなる」ということです。
各科目の講師が別々だと、それぞれの講師の要求内容は高くなりがちです。
でも受講生側からすると、
「そりゃその科目だけやってればいいんだったら出来るけど、こっちは他の科目もやらなきゃいけないんじゃい!」
って感じになると思います。
会計士試験は、各科目間のバランスをいかに取っていくか、というのが非常に大事になってきますので、その部分を講師が管理してくれるというのは非常に大きいと思います。
2. 完全オンラインの受講環境
上述の通り、アカ凸の講義はすべてオンラインで実施されます。
オンラインを前提としているので、教材の電子データに追加料金がかかったり、教材の電子データが書き込み不可だったり、、、ということが一切ありません。
私が受講生の時は、他予備校の電子データは有料&書き込み不可でした。
これでは教材を電子化することが困難であり、毎日重い教材を持ち運びしてました。(いまも多くの人はそうだと思います)
もちろん紙の教材には紙の教材なりの良さがあるのも分かります。なんなら私も紙派でした。
ですが、私自身が修了考査の勉強をiPadでやってみたら、圧倒的にiPadの方が便利でした。
紙だと今日勉強する範囲を決めて、それに合わせて教材を持ち運ぶわけですが、ふと「あの論点も確認したい!」と思うことってあると思います。
紙は持ってきていなければ確認できませんが、iPadならすぐに確認できます。なんなら検索だってできます。
他にもiPadでの勉強は色々とメリットがあるので、そのうち別記事で書きたいと思いますが、iPadへの切り替えは検討してみる余地が十分にあると思います。
ということで、アカ凸はこれから浸透していくであろう勉強方法を率先して取り入れているので、スマートに勉強したいあなたには最適かもしれません。
3. サブスクリプション方式の料金体系
資格予備校の料金体系って分かりにくくないですか・・・?
いろんな時期スタートのコースが羅列されていたり、いろんなレベル別の講義が展開されていたり、ネットではいまいち価格がハッキリしないので校舎に足を運ぶ必要があったり、、、などなど。
私自身も予備校のコース選びには苦労した記憶があります。
どれが自分に合っていて、どれがコスパが良いか全然分からないんだもん。
アカ凸は、そんなこと一切ありません。
資格予備校業界ではおそらく初(?)の、サブスクリプション方式の料金体系を採用しています。
ここまでいろいろとアカ凸の特徴を述べましたが、個人的にはこれが一番大きな特徴のような気がします。
「サブスクリプション方式ってなに?」と思われた方もいるかもしれませんが、つまり、
月額9,800円(税込)ですべての講義が受けられる(もちろん教材も手に入る)
ということです。(Netflixとかと同じです)
もちろん、入会金や解約手数料は一切かかりません。
これは会計士業界にとっては革命的だと思います。
会計士の講座を一通り申し込もうとすると、だいたい60~80万円くらいかかります。
現況の会計士試験合格者は半数くらいが学生ですが、学生にとってこの金額は相当な大金ですよね・・・?
というか社会人にとっても大金だと思います。(結構良い婚約指輪買えちゃいます。。。)
つまり、会計士の勉強を始めようとするには、相当の決断が必要だということです。
(それでも途中で諦めて辞めてしまう人が大多数なのですが。。。)
もちろん会計士試験は超難関試験ですので、お金がかからなくても相当の決断は必要なのですが、少なくとも、経済的な理由で決断できない人にとっては背中を後押しする要因になりますよね。
こんなお得な価格で提供できるのも、すべてオンラインを前提にしているからです。(当たり前ですが、普通の予備校では、紙教材や校舎の家賃、常駐している講師の人件費など、すべて講座価格に反映されています)
私としても、これで参入障壁が下がり、少しでも受験者数が増え、会計士業界全体が盛り上がっていくと良いなと思っています。
また、サブスクリプション形式であるがゆえ、サブ予備校としての使い方も可能です。
これまで会計士業界で2つの予備校に通っている人はほぼいないと思いますが、「セカンドオピニオン」という言葉ある通り、違う人の意見(講義)を聞くことは非常に重要なことです。
アカ凸は金銭的負担も少ないですし、いつでも辞められるので、セカンドオピニオンが欲しい方には打ってつけですね。
アカ凸のデメリット
上記では、アカ凸をべた褒めしてきましたが、ここでは私の思うアカ凸のデメリットを書いていきます。
1. 松本先生がすべての科目を担当
1つ目は、メリットの裏返しです。
講師の質が重要であることはメリットのところで述べましたが、講師の質は受講生の主観に左右される部分も大きいです。
「講義の内容はいいんだけど、なんか声が好きになれないな。。。」
とか
「口癖が気になって、講義が頭に入ってこない・・・」
とか。
通常の予備校の場合、各科目に1人ずつ先生がいるので、どれかの科目で合わない先生がいるのは仕方ないと思いますが、
アカ凸の場合、全科目を松本先生が担当されるので、松本先生が合わないと感じる人にとってはデメリットになり得るかと思います。
2. アップされている講義が限定されている
これは徐々に解消されていくデメリットにはなりますが、2021年2月時点でアップされている講義は財務会計論の途中までとなっています。
財務会計論以外の講義については今後アップ予定ですが、現状では受講することが出来ません。
※アカ凸HPにて配信中の講義コンテンツ一覧が確認できるので、最新の情報はそちらをご確認ください。
したがって、財務会計論の勉強を始めたばかりの人や財務会計論が苦手で講義を受けたい人など、受講すべき人は限られてくるかと思います。
それ以外の人は、タイミングの問題にはなってしまいますが、ご自身が受講されたい科目がアップされたら受講してみると良いと思います。
3. 適時に質問が出来ない
勉強を進めていくと、誰でも必ず分からないことが出てきます。
こんなときに受験仲間がいて、すぐに相談・解決できれば良いですが、みんながみんなそうはいかないですよね。
一人で、孤独に、一生懸命頑張っている受験生はたくさんいるのです。。。
他の予備校では、講師が校舎に常駐していてすぐに答えてくれるところもありますが、アカ凸は校舎が存在しないので、アカ凸HPの質問フォームから質問をすることになります。
そのため、質問の度にフォームに入力しなければいけないですし、スムーズなキャッチボールが出来ないことが想定されます。
もちろん月1万円弱、かつ、講師が1人ということを考慮すれば、質問フォームがあるだけでもすごいとは思いますが、
講師に「たくさん質問をしたい!!」という人にとってはデメリットになり得るかな、と思います。
一方、アカ凸サイト内では、受講生同士が会話できる掲示板があります。
ここに松本先生が参加することはないと思いますが、気軽に質問が出来るという点では優れていると思います!
「オープンチャット」を作ります!!(宣伝)
オープンチャットとは、LINEが提供しているチャットツールです。
基本的にはLINEのグループと同じ仕様ですが、誰でも参加できるように匿名性が保たれています。
私も受験生時代はそうでしたが、講師に「いつでも質問していいよ」と言われても、なかなか質問しに行きづらいですよね。。
全然的外れなことを聞いてしまったらどうしよう、、みたいな、変な緊張感ありますよね。
あとは、この部分なんとなく質問したいんだけど、わざわざ聞きに行ったり、質問フォームや掲示板に入力したりするほどでもないかな、、、みたいな。
きっとみんな同じこと思ってるんじゃないかと。
匿名でぱっと質問出来たら、勉強効率が格段に上がるんじゃないかと。
私は、「オープンチャット」ならこれが実現できると思っています。
詳細は未定ですが、無料会員と有料会員のチャットを分けて作ろうと思っています。
後日、別記事で募集しますので、楽しみにしていてください!!
結局、アカ凸に入るべき?
ここまでアカ凸のメリット・デメリットを述べてきて気づいた方もいるかもしれませんが、
アカ凸に入るべきかどうかは、その人の状況次第というのが答えになります。
「つまり・・・?」と思った方もいるかと思うので、簡単に場合分けして私の意見を書いていきます!
これから会計士の勉強を始める方
アカ凸をメイン予備校にするかどうか
以下のいずれかに該当すれば、メイン予備校にして問題ないと思います。
①短答試験の合格目標時期が2023年以降
②他予備校の初期投資額(60~80万円)が払えない
①については、あくまで主観ですが、短答4科目の講義がすべて揃うのは早くて2022年だと思います。それをもとに勉強をしていくわけですから、2022年目標だと間に合わない可能性が高いと思っています。
②については、消極的な理由にはなりますが、同時に、会計士の勉強を開始できる積極的な理由にもなりますので、検討の余地ありです。
アカ凸をサブ予備校にするかどうか
メイン予備校がどこであれ、サブ予備校にするのは検討してみると良いと思います。
すぐにアカ凸に申し込む必要はないと思いますが、メイン予備校での講義を受けてみて、なんか分かりにくいとか、他の受験生と交流したいとか、何かしら理由が出てきたらアカ凸を思い出してみてください。
初学者の方(会計士の勉強を始めたばかりの方)
この方は、メイン予備校での講義を受け始めていると思うので、その講義の感触で決めると良いと思います。
現時点で財務会計論が分かりにくい・・・と感じるのであれば、是非アカ凸に申し込んでみてください。
そうでなければ、いったん様子見で良いかなと思います。
短答生の方
この方は、現時点で財務会計論に不安な論点があれば、是非アカ凸に申し込んでその論点だけ受講してください。(その論点の受講が終われば大会するのもアリです。)
そうでない方は、申し込む必要なしです。不安な科目の方に時間を費やしてください。
論文生の方
この方は、すでに短答に合格されているので基本的には申し込む必要はないと思います。
一方、以下のような方は是非アカ凸に申し込んで苦手を克服してください。(※配信状況は最新情報をご確認ください)
・財務会計論が苦手なまま短答試験に合格された方
・論文によく出る論点(連結キャッシュフローや企業結合・事業分離など)が苦手な方
・新しい論点(収益認識基準など)に対応できていない方
お申し込みはこちらから
以上で、アカ凸に関する説明は終了です。
ここまで読んでいただいて、「アカ凸に申し込みたい!」と思っていただいた方は、是非以下のリンクよりお申し込みください。
上記リンクより申し込んでいただいた方は、特別に「オープンチャットの有料会員」としてご招待いたします。
詳しくは別記事にてご案内いたしますので、少々お待ちください。
※別記事公開前にアカ凸に申し込んでいただいて問題ないです。(しっかりご招待いたします)
この記事を通して、ご質問等あれば、以下までご連絡ください。
akcpa.blog@gmail.com
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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