こんにちは、AKです。
皆さん、論文本試験本当にお疲れ様でした!!
3日間を通して集中力を保たないといけないので、
肉体的にも精神的にも本当に疲れたのではないかと思います。
「しばらくは何もせずにゆっくり休んでくださいね!!!」
と言いたいところなのですが、
無情にも監査法人の就活が始まってしまいます、、、!(早すぎるよね。)
監査業界の就活はまだ売り手市場ということもあり、一般の就活ほど入念に準備する必要はないかと思いますが、それでも最低限の準備はして臨んだ方が良いと思います。
(学生合格の方などで、一般の就活を経験していない方は特に!!)
本試験直後ということもあり、受験生間でも就活に対する温度差はあるかと思うので、
実際にすぐに就活を始めるかどうかは別として、
「あー・・・もっと早く就活始めておけば良かった。。。」
みたいなことにならないように、
必要な情報だけは早めに仕入れておきましょう!!
ということで、今回は監査法人の就活について徹底解説していきたいと思います!!!
これだけ読んでおけば、就活の情報弱者になることはまずないです。
ではいってみましょー!
全体スケジュール
監査法人の就活は、非常に短い期間で実施されます。
9月の初めから本格的に始まって、12月の頭にはもう内定が出ます。
つまり、たったの3ヵ月程度です。
しかも四大法人では、「四大法人協定」なる謎の協定を結んでいるので、法人側から就活生に接触できない期間があります。
(※四大法人=新日本、トーマツ、あずさ、あらた)
それを差し引くと、実質的に就活をする期間は2ヵ月弱だと思います。
この点から、事前にスケジュール感を把握しておくのがとても重要になります。
ということで、大まかなスケジュールは以下の通りです。
(※主に四大法人を想定しています。)
<9月>
前半:法人説明会、各分野(概要)の説明会、職員(ランダム)との懇談
後半:各分野(詳細)の説明会、職員(ランダム or 指名)との懇談
<10月>
四大法人:協定により、イベントの開催は禁止。
(会うことが完全に禁止されているわけではないが、職員から就活生を誘って会うことはできないため、就活生発信で会うこととなる。)
上記以外:協定対象外のため、各種イベントあり。
(四大法人との差別化ポイントでもあるため、10月までに連絡先を交換していた場合には、積極的に連絡が来ると思われる。)
<11月>
合格発表まで:10月同様。
合格発表後:合格発表の翌週に再度説明会や懇談会が開催され、翌々週には面接が始まって一瞬で終わる。
(どこの法人も2次面接が最終面接のはず。)
<12月>
四大法人:最初の月曜日に内定の電話が来る。承諾したらその日のうちに内定承諾でサインする。これにて就活終了。
上記以外:すでに募集人員が確保できている法人を除き、引き続き就活が行われる。その後のフローは各法人によって異なる。
上記のスケジュールを見てもらうと分かる通り、結構あっという間に終わります。
だからと言って、
「めちゃくちゃ準備して就活に臨んでください」
なんて言う気はありませんが、
おそらく各予備校でも言われている通り、今年は若干買い手(法人側が有利)の雰囲気があるみたいですので、
9月から計画的に活動していくことが必要かと思います。
とは言っても、
「じゃあ具体的に何すればいいの??」
っていう疑問が湧いてくると思いますので、
以下ではそれぞれの時期に応じた動き方を説明していきたいと思います!
9月の動き方
前半
就活が始まったばかりなので、おそらく多くの就活生が何をやったら良いのか戸惑っているんじゃないかと思います。
ですが、それはもちろん監査法人側も理解しているので、9月の初めにはどの法人も大きな説明会を開催します。
11月にも法人説明会が開催されますが、9月の説明会で話を聞いている前提で開催される説明会なので、本当に1から聞きたい場合には9月の法人説明会に出た方が良いと思います。
ということで、まずは興味のある法人の法人説明会に参加しましょう。
もし興味のある法人がない場合には、とりあえず四大法人はすべて周ってみることをオススメします。
同じ「監査」をやっている法人ですが、注力している点とか人の雰囲気とかはやっぱり違うので、どの法人も一度は見ておくと良いと思います。
(他の法人のオフィスに入れる機会なんてこの時くらいですしね。)
おそらく、一度見たら自分と「合う法人」「合わない法人」がそれなりにはっきりすると思います。
あとは、説明会や懇談会に参加したら、なるべく多くの分野の人の話を聞きましょう。
そもそも何があるかわからない・・・という人も多いと思いますが、大まかには以下の通りです。
(もちろん法人によって分け方はさまざまですが、だいたいこんな感じです。)
・一般(ジェネラル)監査(国内企業の通常的な監査です。)
・IPO(上場を支援する部門です。上場には2年間の監査証明が必要なので。)
・パブリック監査(国の機関に対する監査です。国立大学とか独立行政法人とか様々あります。)
・金融監査(金融機関に対する監査です。銀行とか保険とかです。)
実際にはもっと多くの事業部がある法人もありますが、その中には持っているクライアントくらいしか違いのない事業部も含まれています。
「監査」という業務の観点から見ると、おそらくどの分野でもやっていることは大きく変わらないです。
ただ、クライアントによって扱う業種が変わります。
監査をする以上、自分が扱う業種にはそれなりに詳しくならないといけないので、自分の興味のない業種を担当するとまあまあきついと思います。
(担当するクライアントは1社ではないので興味のない業種を担当することももちろんありますが、メインのクライアントが興味のある業種であるというのは大事だと思います。)
なので、どの分野に自分は興味があるのか、ということを考えるためにもなるべく多くの分野の人の話を聞くことをオススメします。
後半
9月の前半では、法人・分野ともに、ある程度幅広く見てみることをオススメしました。
一方、9月の後半では、自分の興味のある法人・分野を出来る限り絞ることをオススメします。
(目安としては、2法人に絞ったうえで、各法人1~2事業部に絞るくらいが良いかと思います。ちなみに、面接を受けるのは2法人に絞らなくても全然良いと思います。)
上記のようにオススメする最大の理由は、集中的に参加した方がリクルート担当の職員に覚えてもらえるからです。
就活生がどの法人・どの分野にしようかなと選んでいる一方、リクルート担当の職員も「どの就活生が欲しいか」を考えて動いています。
リクルート担当の職員が「この就活生は欲しい」と思う要因はさまざまあると思いますが、その中でも「うちの法人・分野にしっかりと興味を持ってくれている」という要因がそれなりに大きいと思います。
(自分のところに興味がない就活生に時間をかけてしまうのはもったいないですからね。)
ということは、逆に就活生の立場からすると、興味のある法人・分野の職員には、積極的に「自分は本当に興味があります!!」ということをアピールしていかなきゃいけないということです。
ではどうやってアピールすれば良いかというと、その法人・分野が開催するイベントにたくさん参加するのが一番わかりやすいと思います。
法人側では、当然のことながら、どの就活生が(夜の懇親会含め)どのイベントに参加してくれたかというのは把握しています。
つまり、どの就活生の参加回数が多いかというのは一瞬で分かるので、たくさん参加している就活生は、結果的に「この人欲しい」と思うメンバーに入ってきやすいというわけです。
9月の時点でこのメンバーに入ることが出来たら、就活はもう終わったようなものです。(これほんとです。)
自分から何もアクションを起こさなくても、絶対に職員の方から連絡が来ます。(接触禁止期間が終わってからですよ。)
あとは、11月の終わりに面接を2回こなすだけです。
個人的にはこれが一番スマートな就活方法なんじゃないかと思ってます。
10月には就活を気にすることなく遊べますしね。
この記事を読んでくれた皆さんは、
「10月とかに気が変わったら困るから・・・」
という理由で、ぐだぐだと色々なところに行くのだけはやめましょう。
(気が変わったらその時点でもう一回アクションを起こせば間に合いますからね。)
ということで、面接は11月ですが、ある意味9月が勝負どころです。
ここで有利な立場に立っておくとすっっっごい気が楽になるので、是非9月だけ頑張っちゃいましょう。
そして10月は思いっ切り遊んじゃいましょう!!!(2回目)
10月の動き方
9月のイベントが一通り終了すると、大手監査法人の就活はいったん落ち着きます。
中小の監査法人や有志の団体等ではイベントが開催されることもあるかもしれませんが、四大監査法人では、四大法人協定により10月のイベント開催は禁止されています。
そのため、四大法人では10月にイベントが開催されることはないので、就活生の視点から考えると10月はいったんお休みになります。
一方、9月のイベントに積極的に参加した方にとっては、
「この部分が聞き足りなかったからもっと聞いてみたいな。。。」
とか、
「もっといろんな職位の職員に会ってみたいな。。。」
とか、
「なんとなく何もしないのは不安。。。」
といったように、「まだまだ就活を続けたい」、なんて人もいるかもしれません。
(個人的には10月は遊んだほうが良いと思いますが・・・)
そういう方々のニーズに応えて(?)、10月は「個別懇談」なるものをすることができます。
先に述べた四大法人協定では、10月に法人の職員から就活生に積極的にアプローチすることはNGとされていますが、
就活生からの相談に対して職員が回答するというのはOKになっています。
(「10月だから就活生の質問に答えません」なんてのはおかしな話ですからね。。。)
これを「個別懇談」と呼んでいて、個別にカフェなどで懇談することが可能です。(ランチはダメです。)
おそらく、9月に積極的に就活をして、職員とたくさん連絡先を交換した人は、職員側から連絡が来ているのではないでしょうか?
(本当は職員側から連絡するのは好ましくないですが、この辺はグレーゾーンな感じです。。。)
そこでもし疑問点など質問があれば、それを伝えると懇談がセッティングされるでしょうし、
もし10月はいったん就活を置いておきたいということであれば、それを伝えればちゃんと配慮してくれます。
(10月の個別懇談を断ったからといって評価が下がることはありませんので安心してください。ただ、断り方は社会人らしく丁寧に。)
個人的な意見としては、追加的に聞きたいことがなければ、10月に懇談をしてもしなくてもあまり変わらないかなと思うので、無理して活動しなくていいかと思っています。
私が今年もう一回就活をするとしても、たぶん10月は何もしません。(海外旅行します。)
ただ、それでは記事を書く意味がありませんので、個別懇談に参加するメリットを挙げるとすれば、
①9月の懇談イベントよりも、よりカジュアル(フランク)な感じで懇談できる。
②この時期からパートナー(役員)クラスの人が出てくる。
③11月の面接までスムーズに繋げることができる。
といった感じかなと思います。
以下、補足です。
①:9月のイベントでの個別懇談は少し緊張感があったし、話す相手は自分で決められないし、そもそも就活を始めたばっかりで何を聞いて良いか分からないし、といった感じだったのではないでしょうか。また、夜の懇親会はお酒禁止であまり話せなかったり、就活生数人:職員1人みたいな感じで十分に話せなかったりと、満足に聞けてない部分がある人も多いと思います。そういう人たちにとっては、個別に懇談できる機会は貴重な機会だと思いますので、是非活用してみてください。
②:9月のイベントでは、パートナーが出てくるシーンや、パートナーとしっかりと話す機会というのは限られていたかと思います。パートナーはめっちゃ忙しいので、自分の事業部に興味を持っているか分からないような人にまでパートナーと会ってもらうのは現実的に不可能だからです。しかし、個別懇談は少なくとも自分の事業部に興味を持っている人(必ずその事業部に入る必要はもちろんない)ですので、パートナーを紹介できる可能性が大きくなります。最終的に面接を経て内定を出すかどうかを決めるのはパートナーですので、この時期にパートナーに会っておくことはプラスに働くと思います。余力のある人は是非。
③これはあまり影響はないかと思いますが、10月にまったく就活をしないとなると、9月に聞いたことを結構忘れます。そうすると11月の合格発表後にすぐまた就活が始まって、その翌週には面接となると、もしかしたら上手く対応出来ないなんてこともあるかもしれません。そういった可能性を少しでも減らしておきたい、という人にとっては、10月に1回くらいは個別懇談をしておくことをオススメします。
以上、10月の動き方について説明してみましたが、
要約すると、「個別懇談をするかしないか」です。
ここはもう個人の方針によるところですので、どの程度就活に重きを置くかということを考えて決定してみてください。
合格発表までの自由時間はなかなか貴重な時間ですので、プライベートを充実させることも忘れずに!!
11月の動き方
さて、いよいよ11月です。
就活以前に皆さんが気になっているのは合格発表ですよね。
合格しているかどうかも分からないのになんで先に就活しなきゃいけないんだ・・・
なんて思いながら就活していた方も多いんじゃないでしょうか。
(私は合格を確信して就活していました、なんて人もいるんですかね。笑)
とはいえ、合格発表までに3か月もかかる試験ですので、ある意味仕方ないことではありますが。。。
ここでは、ひとまず皆さんが合格していることを前提に11月の動き方を合格発表前後に分けて説明していきます!
合格発表前
この時期は、10月とそんなに変わりません。
基本的に法人側からの積極的なアプローチはNGですし、イベントの開催は禁止です。
とはいえ、合格発表から面接までは結構一瞬なので、この時期になると焦りだす就活がそれなりにいます。
ということで、これは法人や事業部によって異なるところではありますが、中には個別懇談会みたいなものを開催するところもあります。
(個別に調整するのが大変だからまとめてやっちゃおうくらいの感じです。他の就活生と会話したりとかは基本ないと思います。)
なので、もし自分の興味ある事業部がそういうのを開催していたら、参加してみるのもアリかと思います。
面接前の肩慣らしくらいの感じで。笑
合格発表前はそのくらいです。
あとは、とにかく合格していることを祈りましょう!!!(これ一番大事)
合格発表後
まずは、内定までのスケジュール(四大法人)を確認しておきましょう!
11/15:合格発表
11/18~22:法人説明会、各種イベント(法人ごとに異なるが、大体懇談がメイン)
11/25~29:面接(前半が1次、後半が2次)
12/2:内定連絡
という感じで、あっという間に内定が出ます。笑
まず、11/18~22の週ですが、
この週では9月に引き続き、法人説明会や懇談会等のイベントが開催されます。
ただ、9月のイベントとは異なり、「就活生はすでにある程度の知識を持っている」という前提で実施されます。
なので、法人説明会は9月よりも簡素化され、どちらかというと懇談の方がメインになってくると思います。
この時期にはパートナーも多く投入されますので、少しでも多くのパートナー・マネージャーと話しておくことが大事になってきます。
(この時期に会ったパートナー・マネージャーが面接官だったなんてこともよくあります。)
面接前の最後の就活ですので、興味のある事業部に関しては、(夜の懇親会なども含め)出来るだけ多くのイベントに参加しましょう!
次に、11/25~29の週ですが、この週は完全に面接weekとなります。
面接は、各法人ともに1次と2次がありますが、1次のあとに通過連絡が来るか来ないかは法人よって異なります。
人によって何法人の面接を受けるかというのは変わってきますが、四大法人のすべてがこの週に面接を行うので、四大法人を全部受けるのはやめた方がいいと思います。(たぶんめっちゃ疲れますし、これまでの就活で少しは絞れているはずです。)
私自身は1つの法人しか受けなったのですが、それはちょっとリスキーなので、2つまたは3つの法人を受けるのが良いかと思います。(※四大法人前提です。)
面接にそこまで不安がない人であれば2つ、不安がある人であれば3つといった感じです。(自信があれば1つでも問題ないと思います。)
あとは1次と2次の日程ですが、だいたいの法人が
1次:11/25(月)~27(水)
2次:11/27(水)~29(金)
という感じで行うはずです。
普通に考えて、志望度が高い法人は早く受けますよね。
もちろん法人側もそのように考えていますので、「早く受けてくれた人=志望度が高い人」と判断し、内定が出しやすくなります。
※監査法人の採用活動では基本的に内定を出すタイミングは1回だけです。その内定者のうち、内定承諾をしてくれた人が採用者となります。あとから追加で内定を出して採用者数を調整するということが出来ないので、「法人が欲しいと思った人材、かつ、その法人に入ってくれる可能性が高い人」が真っ先に内定を獲得します。
ということで、第一志望の法人については、
1次:11/25(月)、2次:11/27(水)
で予約しましょう!!
※予約数には限りがあるので、いつ予約が開始するのかは事前にしっかりと確認しておきましょう。
たまに、「第一志望の法人の面接は必ず成功させたいから、その前に練習として他法人を受ける」という就活生がいますが、上記のような理由からあまり得策ではないと思います。
さらに言うと、各法人で面接の仕方は結構異なるので、他法人を事前に受けてもあまり練習にはならないです。
「話す練習をしたい」というのであれば、それこそ個別懇談を利用しましょう。
(なかには「ESを添削してほしい」や「面接練習をしてほしい」といった就活生もいますので、その辺が出来るかどうかは連絡を取っている職員に積極的に聞いてみると良いと思います。ちなみに、ES添削くらいであれば私も対応できますので、お気軽にご連絡ください。)
内定
11月の就活、面接を経て、いよいよ12/2(月)には内定が出ます!!
いやー、論文試験直後からの就活、本当にお疲れ様でした。
当日は、9時ちょうどに内定連絡が解禁されます。
基本的に内定連絡はパートナーとかから来ますので(法人によって違うかもしれません)、
おっちょこちょいなパートナーとかだと、8:59に電話してしまうこともあるとかないとか。笑
まあそのあたりはご愛嬌ということですね。
なにはともあれ、これにて就活終了です!
あとは法人に行って、内定承諾書にサインをするだけです。
本当にお疲れ様でした!!!
内定連絡の翌週とかには内定者懇親会が開催されますし、
12月中旬(昨年は12/12)には補習所とJICPAの合格祝賀会も開催されます。
このあたりからやっと、「本当に合格したんだ。。。」という実感が湧いてくると思います。
これで皆さんも、晴れて受験生ステータスから補習生ステータスに昇格です!
ここまでの道のりは長かったと思いますが、会計士人生はここからスタートしていきます。
まずはここまで来れた自分を褒めたうえで、次のステージに向かって一緒に頑張っていきましょう!!
本当に、お疲れ様でした。
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