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さて、待ちに待った(?)仕事人生が始まります。

仕事を始めるときってなんだか楽しみですよね。

あのときのワクワク感と、ちゃんとやっていけるかな?という不安の入り混じった感情は、いまでも鮮明に思い出せます。

このときは、まさか1年半で退職するなんて夢にも思っていませんでした。。。

 

自分を甘やかす日々

希望と不安の入り混じった感情を胸に、入社式を迎えました。

 

なにやら大きな会場を貸し切って、オーケストラとともに盛大に行われる入社式。

 

 

「いやぁ、ついに自分も社会人かぁ。成長したなぁ。」

なんて思っていました。

 

 

いろんなお偉いさん方が長ったらしいお話をしてくれましたが、

そんな入社式もそこそこの時間に終了。

 

 

入社式のあとは、内定者のときに知り合った同期達が当たり前のように飲み会を開催しました。

 

 

だがしかし、私は受験生。

 

 

研修が始まったら忙しくなって勉強がなかなか出来ないと思っていたので、

(めっちゃ楽しそうで行きたい、いや行かない選択肢などないと思っていたけど、、、)

今日は予定があるから、と勇気を振り絞って断りました。

(あれ?やる気ないんじゃなかったの?)

 

 

いま振り返ると、全然行けばいいのにって思いますが、

このときの僕は、

「周りと一線を画す自分かっこいい」

って本気で思っていたと思います。

(あぁ、無駄な見栄)

 

 

帰ってから大して勉強できるわけでもないのに帰った僕は、みんなが楽しんでいる姿をイメージしながら細々と勉強しました。

 

 

そんなこんなで、説明会とかいろいろあった最初の1週間が終わり、いよいよ研修が始まりました。

 

 

IBMの研修は、全部で約3ヵ月あります。

前後半でビジネスとITの研修に分かれているのですが、

全部で3ヵ月もあるということもあって、「研修がしっかりしている」で有名でした。

(IBMの印象を聞くとこのように答える人もいるみたいです。)

 

 

そんな「しっかりしている」研修が大変じゃないわけないと思っていた僕は、内心ビクビクしながら研修に臨みました。

 

 

しかし、ふたを開けてみると、

内容はそこそこ難しいものの、ちゃんと定時には帰れるというめっちゃホワイトな研修だったのです・・・!

 

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余談:

IBMの定時は17:36です。

なんだその中途半端な時間!と誰もが思うでしょう。

なぜか1週間の就業時間が38時間と決まっているようです。

そうすると、1日の就業時間は7時間36分。

9時始業で1時間休憩と考えると、定時は17:36。

研修の時は、この中途半端な6分間がとても長く感じられたのです。

まあ本当に余談です。

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5月の短答は研修中に実施されるし、定時に帰れて勉強時間も確保できそう。

 

 

「これは合格できる・・・!」

と信じた僕は、一気にやる気が上がりました。

 

(いやだから、その成績じゃ専念してても無理。)

 

 

 

「僕、受験生ですから。」

的な感じで研修後にすぐに帰宅し勉強をする、という日々が1週間は続いたのではないでしょうか。

 

 

 

しかし・・・

 

 

研修が始まって1週間が経った頃、異変に気付きます。

 

 

 

「あれ、仕事ってめっちゃ疲れるじゃん・・・」

(まだ研修。)

 

 

社会人なりたての僕は、毎朝同じ時間に起きて夕方まで1日中仕事をするという生活に全然適応できていなかったのです。

 

 

こうなるともはや勉強どころではありません。

 

 

平日は帰るとすぐにベッドに吸い込まれ、

休日は昼過ぎまでベッドに抱きつかれます。

 

 

この疲れに相まって、低空飛行の僕の成績。

 

 

やる気のかけらを見つけるほうが難しいです。僕のやる気スイッチはどちらでしょうか。

 

 

もうほとんど勉強なんてしていませんでした。

 

 

平日もグダグダ過ごし、休日もグダグダ過ごす。

まあ社会人としては普通なのかもしれませんが、受験生ではないですよね。

 

 

こんな状態でGW(ゴールデンウィーク)を迎えました。

 

社会人になって、学生のときに比べて圧倒的に休みが少なくなったので、

初めてのGWはまさに歓喜・・・!拍手喝采・・・!

 

 

もはや受験生ではない僕は、あろうことか四国旅行に行ったのです。

 

 

これまでほとんど西日本に行ったことのなかった僕は、初めての四国を十二分に満喫しました。

 

 

香川のうどんは安いしうまい。

 

徳島の鳴門鯛(?)は身が引き締まってておいしい。

 

愛媛のみかんは甘くておいしい。(特にジュースがおいしかった)

 

高知の鰹はうまいらしい。(行ってない)

 

 

久々に羽を伸ばして休暇を満喫したのも束の間、

GWも終わりを迎え、いよいよ5月短答まで約2週間と迫りました。

 

 

人生最大の罪

GWが終わり、5月の短答式試験が迫ってきました。

 

ちゃんとした受験生なら緊張感が増し、居ても立っても居られないような不安が増す頃。

 

試験前になるとそわそわし始めるのかと思いきや、

僕はまったく緊張感のない日々を送っていました。

 

それどころか、ビジネスの研修が終わりを迎える頃と重なり、

研修の忙しさにかまけて短答式試験のことは頭の片隅に追いやっていました。

 

研修が終わって帰っても、試験勉強をすることはほとんどなく、

研修の発表のための資料作成をしたりしていました。

 

 

ここまで来ると、さすがの僕も今回の試験は厳しいなと思って来ていました。

 

 

なんなら、IBMでの仕事(まだ研修ですが)にちょっとした充実感を持っていた僕は、

 

「本当に会計士試験に合格する必要があるのだろうか?」

 

という逃げの選択肢を用意していたように思います。

 

 

 

そして無事に(?)ビジネス研修の発表を終えた頃、

いよいよ5月の短答式試験当日を迎えます。

 

 

 

 

 

ここで僕は、人生最大とも言える罪を犯します。

 

 

 

 

 

そうです、試験を受けに行かなかったのです。

 

 

 

 

 

この日を目標にして約9ヵ月間勉強してきたにも関わらず、

 

試験を受けることから逃げてしまったのです。

 

 

 

 

 

こんなこと、もちろん松本先生に報告できるわけもなく。

 

 

松本先生と試験前に最後に話したのは、答練があった3月でした。

 

 

そこから数えると、約1年と3ヵ月、僕は松本先生と話すことから避けてしまいました。

(約1年3ヵ月ぶりに話した時のことは、今後の記事で書いていきます。)

 

 

 

試験を受けに行かなかったことですら十分に大きな罪ですが、

 

もっと反省すべきなのは、

 

試験を受けに行かなかったことに対してそれほど罪悪感を持っていなかったことです。

 

 

 

もちろん、

「あー、本当に受けに行かなくてよかったのかな。。」

とは思いましたが、

「終わったことだしまあいっか」

という考えがいつも勝ちました。

 

 

 

こうなると、受験に対するモチベーションがあるわけもなく、

結局、ここからしばらく会計士試験から離れてしまうことになります。

 

忘却の彼方へ

5月の短答式試験から逃げた僕は、完全に会計士試験から身を引いてしまいました。

 

 

むしろ身を引いたことによって、

「帰ってから勉強しなきゃ」

という意識に囚われることなく日々を過ごすことができたので、

その解放感に清々しさすら覚えていたくらいです。

 

 

そんな解放された気分で過ごした6月は、あっという間に過ぎ去りました。

 

 

6月が終わると、とても長く感じられた研修もようやく終わりを迎えます。

 

 

7月からはプロジェクトに配属され、実際にお客さんの前に出て働くことになります。

 

 

早くお客さんの前に出て、コンサルっぽい仕事がしたいなぁ。

 

と思う反面、

 

自分はプロジェクトで活躍できるのだろうか、

 

と不安に思う部分も多々ありました。

 

 

 

そんな不安を抱えながら、配属されたプロジェクトの場所は新宿。

 

ここから長い長い新宿生活が始まるのですが、その話はまた今度に。

 

 

 

あまり楽しいプロジェクトではなかったですが、

 

そこで得られた知識や経験はそこそこ大きかった気がしますし、

 

これから受験勉強を頑張っていく中で大切な友人も得ることが出来ました。

 

 

 

働いている最中は、こんなプロジェクト早く抜けたいとばかり思っていましたが、

 

振り返ると悪いことばかりじゃなかったな、と。

 

 

 

たぶんそういうことって往々にしてあるんですよね。

 

 

 

もしかしたら、これを読んでくださっているみなさんの中にも、

 

・受験勉強がつらい、もう辞めたい

・こんな仕事しててもしょうがない

・なんで自分がこんなことやらなきゃいけないんだ

 

って思うことがある人は、たくさんいるんじゃないかなって思います。

僕も何度もそう思ったことがあります。

 

 

でもたぶん、こういう不満に思っていることも、

 

あとで振り返ってみると意外と大したことじゃなくて笑い話になったり、

 

なんであんなことで悩んでいたんだろうって思ったり、

 

意外と自分のためになったこともあったんだなぁって思ったり。

 

 

もちろん渦中にいるときはそれどころじゃなくて、

 

なかなかそんな自分を俯瞰して見るみたいなことは出来ないですが、

 

「行き詰まった時こそ一歩引く」

 

という視点を持つことは大事なのかもしれないですね。

 

 

 

働き始めたばかりの自分に対して、そんなことをアドバイスしたいなって思いました。

 

 

 

まあその頃の自分は、受験勉強なんて忘れているんですけどね。笑

 

ここから短答式試験合格はまだまだ先の話。

 

次回はプロジェクトに配属されてからのお話。

 

会計士試験からは離れていたので、12月短答まで一気にワープしちゃうかも!?笑

 

 

次回の記事は、こちら