こんにちは、AKです。

 

今回は「合格者が無意識に実践している -勉強における5つの鉄則-」という、よくある本の名前みたいなタイトルで書いていきたいと思います。

 

 

 

さて、早速ではありますが、みなさんの中で「勉強法の勉強」をしたことがある人はどれくらいいるでしょうか。

 

冒頭で書いたよくある本みたいなものを読んで、いわゆるデキる人の勉強法を「ふーん」と読み流したことのある人はそれなりにいると思います。

 

ですが、なにか「体系立った勉強法」みたいなものを勉強したことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

多くの人が「勉強法の勉強」をしない(あるいは出来ない)のには理由があります。

 

 

 

 

 

 

 

それは、唯一の正解が存在しないからです。

 

 

誰かにとって適切な勉強法は、そのまた誰かにとっても適切な勉強法とは限りません。

 

 

では、10人の合格者は、10人とも全く別の勉強法で合格したのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

答えは、もちろん「ノー」です。

 

 

合格者10人の勉強法は、まったく同じということもなければ、まったく違うということもありません。

 

 

つまり、合格者の勉強法には、彼らが意識するしないに関わらず、いくつかの共通点があります。

 

 

 

それらの共通点こそが、勉強における鉄則です。

 

 

これを守らずに合格出来るのは、「天才」か「めちゃくちゃ運が良い人」くらいです。

 

 

今回は、その勉強における鉄則の中から、私AKが特に大事だと考える5つをピックアップしていきたいと思います。

 

 

勉強法を見つめ直すきっかけにして頂ければ幸いです。

 

鉄則1 -ご利用は計画的に-

まず1つ目は、「ご利用は計画的に」です。

 

どこかで聞いたことのあるようなフレーズですが、これは受験の世界においても重要なフレーズです。

 

 

会計士試験においては特に。

 

 

どういうことかというと・・・

 

 

みなさんは、もしお金を借りるとしたら何を考えますか?

 

 

 

「借入れ」から「返済」までの期間について、資金の出入りをプランニングしますよね?

 

いくらお金を借りて、

そのお金を何に使って、

そこからどれだけのお金が入ってきて、

その期間の利息がいくらで、

いつまでに元本を返済しなければいけないか。

 

このプランニングなしにお金を借りるのは怖くて出来ないですよね・・・?

 

 

だから、「ご利用は計画的に」なんです。

 

 

 

ですが、これがいざ受験のこととなると、プランニング出来ない(あるいはしない)人が急増します

 

 

受験の世界における「借入れから返済まで」は、「勉強開始から合格まで」です。

 

 

ですが、この期間のプランニングはもとより、この期間さえしっかりと定まっていない受験生も多いように感じます。

 

なんとなく次に来る短答試験を目標にして、思いついた勉強を進めて行く。

 

結果的に目標としていた短答試験に間に合わず、また次回の短答試験を目標にする。

 

そして、その短答試験にも間に合わず・・・(以下、無限ループ)

 

「ご利用が計画的ではない受験生」は、この無限ループに入ってしまいます。

 

そしてこの無限ループから抜け出すために、会計士試験から撤退してしまう人さえいます。

 

会計士試験から撤退すること自体は悪いことではないと思いますが、これが理由で撤退してしまうのはもったいないです。

 

 

 

一方、合格者は、早い段階からプランニングをしています。

 

もちろんプランニングの精度は人ぞれぞれですが、少なくともどの合格者も以下の3つは明確化しています。

 

  1.  いつまでに合格するかを決める(=借入れ期間を定める)
  2.  合格までにやるべきことの全体像を把握する(=いくら借入れるかを定める)
  3.  大まかなマイルストーン(答練や模試等)を把握する(=利率を把握する)

 

人によってはこれをさらに詳細化して、週単位や日単位でやるべきことを決めています。

 

そこまでやるかどうかは各自で判断すべきことですが、少なくとも、上記の3つのうち1つでも曖昧な項目がある人は要注意です。

 

無限ループに陥ってしまう可能性が極めて高いです。

 

 

もちろん曖昧にならざるを得ない事情がある人もいるとは思いますが、

 

あくまで「合格することが目標」という観点から考えると、目標の達成は厳しいと言わざるを得ません。

 

そういった事情がある方は、会計士試験を優先したいのであれば、早めにその「事情」と決別する策を考えましょう。

 

 

ということで、1つ目の鉄則は、「ご利用は計画的に」でした。

 

鉄則2 -孫氏の兵法-

2つ目は、「孫氏の兵法」です。

 

ここでいう「孫氏の兵法」とは、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」ということわざを指していると考えてください。

 

ここで、

「彼」とは「敵(=会計士試験)」を、

「己」とは「味方(=自分自身)」を、

それぞれ指しています。

 

そして、「殆うからず」は「危うからず」と同義で、「負けることはない」という意味です。

 

つまり、

 

会計士試験というものを理解して、自分自身を理解すれば、落ちることはない。

 

ということです。

 

 

ここで大事なことは3つです。

 

  1.  試験を知る必要があるということ
  2.  自分自身を知る必要があるということ
  3.  落ちないことが大事だということ

 

 

まず1つ目は、「試験を知ること」です。

つまり、「過去問を分析」することです。

今後実施される試験は、必ず過去の試験を踏襲します。

なので、

「過去問がどういう形式か」

「過去に出題された問題は何か」

「過去問の合格点はどのくらいか」

といったことを知ることは必要不可欠です。

ただし、これらの分析は各予備校が代わりに行ってくれているので、あまり時間をかけすぎるのはNGです。

過去問分析の重要性を理解した上で、大まかに傾向を把握するくらいに留めましょう。

 

 

2つ目は、「自分自身を知ること」です。

自分自身とは、「自分のタイプ」のことです。

「効率が良いのか、悪いのか」

「集中力があるのか、ないのか」

「長時間勉強出来るのか、出来ないのか」

タイプの違いによって、勉強スタイルは大きく変わります。

逆に言えば、「タイプが違う人の勉強スタイルを真似しても効果はない」ということです。

勉強が上手いと言われる人ほど、「自分のタイプ」をよく理解しています。

「いまの勉強法で合っているのか・・・?」と思っている方は、いま一度「自分のタイプ」を見直しましょう。

 

 

3つ目は、「落ちないこと」です。

逆説的ではありますが、「落ちなければ合格」です。

論文試験はこれが顕著ですが、短答試験においても同じです。

短答試験は合格率が10%前後と、決して高い合格率ではありませんが、毎回の試験で1,000人前後の方が合格しています。

オリンピック選手になりたいのであれば勝ち取りに行く戦略が必要ですが、そうではありません。

重要性に応じてやるべきことをやった人が合格する試験です。

重要性の低い論点に手を出して、他を出し抜こうとする必要はないのです。

直前期にはこういった論点に手を出しがちですが、直前期こそ、重要性の高い論点を反復するべきなんです。

「落ちなければ合格する」ということをしっかりと胸に刻んでおきましょう。

 

 

以上、鉄則2「孫氏の兵法」から学べる3つの大事なことでした。

 

鉄則3 -森から木へ-

3つ目は、「森から木へ」です。

ここからの3つの鉄則は、より具体的な勉強法に関するものです。

 

 

「木を見て森を見ず」ということわざがありますが、これは、些細なことに気を取られて全体を見失ってしまうことに警鐘を鳴らすことわざです。

 

三大国家資格の一角を担うだけあって、会計士試験の範囲が膨大であることはご存知の通りだと思います。

 

論文試験まで考えると、会計士試験では6科目も勉強しなければなりません。

(会計学を財務と管理の2科目としています)

 

6科目というだけで勉強範囲が広いということは分かりますが、「科目」「論点(=木)」まで分解すると、多すぎていくつあるか分かりません。

 

そして、問題となるのは、受験生の日々の勉強対象は「科目」ではなく「論点」であるということです。

 

 

日々の勉強対象が「論点」であるため、受験生は気づいたら、

「あれ?なんか問題は解けるけど、そもそもこれってなんのための論点だっけ?」

という状態に陥ります。

 

 

たとえば「補助部門費の配賦」という論点。

 

 

これを聞いて、

「管理会計論」「原価計算」「部門別計算」「第2次集計」

というワードが頭に浮かんできた人は、しっかりと森が見えています。

 

 

一方、

「直接配賦法」「階梯式配賦法」「連立方程式法」

といったワードしか頭に浮かばなかった人は、森が見えているかいま一度確認してください。

 

 

これはあくまで一例に過ぎませんが、「論点」の勉強をしているとすぐに「森」が見えなくなります。

 

上記で、「そもそもこれってなんだっけ?」って思えればまだいいですが、

場合によっては、問題が解けるだけで満足して「森」が見えないまま試験を受けてしまう人もいます。

 

 

合格者は、事あるごとに「森」を見渡そうとします。

 

合格者ももちろん「論点」を勉強しますが、「その前・その最中・その後」と、あらゆるタイミングで「森」に立ち返ります。

 

これは、「森」を把握していないと初見の問題(=本試験)に対応出来ないからです。

 

 

つまり、問題集や答練をがむしゃらに解けば良いというわけではない、ということです。

 

問題集や答練はの問題は、あくまで「木」です。

 

問題集や答練とまったく同じ問題は絶対に出ないので、そのような勉強法はいつか限界を迎えます。

 

 

最終的には「木」を切り倒す必要がありますが、その前に必ず「森」を見渡してください

 

 

鉄則3は、「森から木へ」でした。

 

鉄則4 -忘却曲線-

4つ目は、「忘却曲線」です。

 

「忘却曲線」という言葉自体は、ほとんどの人が聞いたことがあると思います。

 

エビングハウスという人が提唱したものが一番有名だと思いますが、ここでは忘却率などの具体的な数値には言及しません。

(そもそもエビングハウスは「忘却率」ではなく、「(時間の)節約率」を示したなんて話も・・・)

 

ここで忘却曲線とは、「時間が経つにつれて記憶が薄くなっていく現象」くらいに理解してください。

 

つまり、勉強した瞬間の記憶が100だとした場合、時間が経つと、それが90になり、80になり、50になり・・・

 

最終的にはほとんど0になってしまうということです。

 

よほどの天才じゃない限り、この感覚は分かると思います。

 

 

 

一方で、「記憶」を研究する領域においては、「短期記憶」「長期記憶」というものが提唱されているそうです。

 

これらが意味するところは名前の通りですが、忘却曲線の対象となるのは「短期記憶」です。

 

なぜなら、一度「長期記憶」に入った情報が頭から消えることはないとされているからです。

 

つまり、忘却曲線が示唆するのは、「短期記憶の長期記憶化」です。

 

そして、これこそが勉強の目標です。

 

 

 

では、どうすれば「短期記憶の長期記憶化」が達成できるのでしょうか。

 

「記憶」を研究する領域では、「リハーサル」というものが必要だとされています。

 

「リハーサル」とは、簡単に言えば、「繰り返すこと」です。

 

「繰り返すこと」が、「短期記憶の長期記憶化」のための唯一の手段となるわけです。

 

 

 

これを受験の世界に当てはめると、定期的に復習をし、記憶を再び100に戻す必要があるということです。

 

これを繰り返して、同じ情報に触れれば触れるほど、その情報を忘却するスピードは遅くなります

(=忘却曲線の傾きは緩やかになります。)

 

結果として、長期間触れていない情報であったとしても、過去にたくさん触れた情報であれば(=長期記憶化されていれば)難なく思い出せるというわけです。

 

会計士試験のような範囲の広い試験は、短期記憶だけでは絶対に乗り越えられません。

 

「短期記憶の長期記憶化」を意識して、ひたすら繰り返してください。

 

 

結論としては言い古されたものになってしまいましたが、それくらい重要だということです。

 

鉄則4は、「忘却曲線」でした。

 

鉄則5 -「分かる」から「出来る」へ-

最後、5つ目の鉄則は、”「分かる」から「出来る」へ”です。

 

これは私の言葉ではなく、元LEC講師の松本先生の言葉です。語呂が良いので使わせて頂きました。

 

「分かる」と「出来る」という言葉の違いについては、こちら(松本先生のブログ)をご覧ください。

 

ここで言いたいことは、1つだけです。

 

「とにかく自分でやってみる」

 

これに尽きます。

 

この意味するところは、松本先生のブログをご覧いただければ分かると思いますので、詳しい説明は割愛しますが、

 

合格者ほど、この重要性を身に染みて感じていると思います。

 

「自分でやってみて気づくこと」は他人からは教えてもらえません。

 

これこそが、自分を自分たらしめ、他と差別化できる唯一の手段です。

 

何事も、とにかく自分でやってみましょう。

 

鉄則5は、”「分かる」から「出来る」へ”でした。

 

最後に

以上、勉強における5つの鉄則を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

どの鉄則も、鉄則というだけあって当たり前のことばかり書いてあったと思います。

 

ですが、これを意識して勉強に取り組むかどうかで、勉強の成果は大きく変わってくると思います。

 

この記事を通して、少しでもみなさんの勉強法が改善されれば幸いです。

 

是非参考にしてみてください。

 

長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。